ワスパダ級ミサイル艇(英語: Waspada Class Fast Attack Craft)は、ブルネイ王国海軍のミサイル艇の艦級。イギリスのヴォスパー・ソーニクロフト系列であるヴォスパー・シンガポール社に発注され、1970年代後半に3隻が建造された。2023年時点でブルネイ王国海軍からは退役しており、再就役先のインドネシア海軍で2隻が就役中である。
概要
ヴォスパー・ソーニクロフト社の121フィート(37メートル)型高速艇をベースに設計されたミサイル艇であり、初期のブルネイ海軍の主力として運用された。
鋼製の船体と軽合金製の上部構造物を持ち、武装は艦首に30mm連装機関砲、艦尾にエグゾセMM38艦対艦ミサイルの単装発射筒2基を装備している。一番艦「ワスパダ」のみ、操舵室の上部後方に練習用艦橋が設けられている。
2011年、「ワスパダ」と「ペジュアン」が、哨戒艇および訓練艇としてブルネイからインドネシアへの供与が発表された。
同型艦
脚注
出典



