台湾巡撫(たいわんじゅんぶ)は、1885年に台湾省設置後の台湾における最高地方統治官として設置された官職である。同年福建巡撫が廃止され、代わりに閩浙総督が設置された。総督により福建省、浙江省、台湾省の3省が管轄された。台湾省は正式名称を福建台湾省と称したことから、1887年には福建台湾巡撫と改称された。

台湾巡撫は台湾の軍政を統括し、行政上は巡撫が台湾を統治するシステムであった。品等は当初正二品であったが、福建台湾巡撫に改称後は従二品とされた。官餉は年間約155両、養廉銀は1万両である。

歴代巡撫


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