「メリー・ジェーン」(英語: Mary Jane)は、日本のドラマーであるつのだ☆ひろが、1971年に発表した楽曲である。
解説
当時、恋をしていた留学生のマーガレット・ハーレーに向けて書いた曲。しかし、マーガレットという名前は曲に組み込むのが難しく、彼女の友人のメリー・ジェーンの名前を拝借した。結局、マーガレットへの恋は実らないまま終わったという。
1971年に、つのだが所属したバンドであるストロベリー・パスのアルバム『大烏が地球にやってきた日』に収録された。この時のタイトルは「メリー・ジェーン・オン・マイ・マインド」であったが、直後に現タイトルに変更した上でシングルカットされ、田原総一朗監督の映画『あらかじめ失われた恋人たちよ』の主題歌に採用された。作詞のクリーストファー・リンは日本人で、ザ・フィンガーズのメンバー蓮見不二男のペンネームである。
1972年7月に同一音源から間など数小節に編集を加えたバージョンがつのだ名義でのシングルとして再発された。
記録
本楽曲は爆発的に売れたことはなく、発売から7年で50万枚を売り上げ日本フォノグラム (現:ユニバーサルミュージック) 主催「ゴールデン・ミューズ賞」を受賞した。
2005年現在で一説には累計売上は200万枚以上とも言われるが、レコード会社の改組や移籍後の再録音盤などがあったため所属のレコード会社でさえ把握できておらず正確には不明である。
収録曲
1971年盤
1972年盤
1981年盤
ザ・プラターズのシングル
収録曲
研ナオコのシングル
解説
前作『迷子』から6ヶ月ぶりのシングルで、シングルと同時発売されたカバーアルバム『Ago あの頃へラブレター』のシングルカットである。
収録曲
カバー
- 尾崎紀世彦 (1974年 『尾崎紀世彦アルバムNo.8』作詞・作曲:つのだ☆ひろ/編曲:川口真 日本語歌詞) (1978年 シングル c/w五月のバラ)
- アン・ルイス(1974年 アルバム『ハネムーン・イン・ハワイ』)
- AKIRA(1977年 フィンガー5のメンバーAKIRAのソロシングル 訳詞:竜真知子/編曲:船山基紀 c/w恋のポニー・エキスプレス)
- BORO(1988年 アルバム『LOVE & TEARS-BORO BEST SELECTION』)
- サリナ・ジョーンズ(1988年 アルバム『サリナ・ジョーンズのすべて』、つのだとのデュエット)
- 荻野目洋子(2005年 コンピレーションアルバム『COVER LOVER vol.2 〜BOSSA de DISCO〜』)
- 和田アキ子 feat. サム・ムーア(2008年 アルバム『わだ家』)
- ゴマアブラ(2011年 アルバム『炒める』)
- 島津亜矢(2013年 カバーアルバム『SINGER 2』)
- Outrage(2015年 アルバム『GENESIS I』)
脚注
注釈
出典




