サッカーブータン代表(サッカーブータンだいひょう)は、ブータンサッカー連盟(BFF)によって編成されるサッカーのナショナルチームである。ホームスタジアムは首都、ティンプーにあるチャンリミタン・スタジアム。
歴史
2000年に国際サッカー連盟(FIFA)に加盟。同年2月にはAFCアジアカップ予選に初めて参加したが、クウェートに0-20という記録的な敗北を喫するなど、グループステージ5戦全敗、2得点42失点という結果に終わる。
2002年6月30日、当時FIFAランキング202位だったブータンは、203位だったモントセラトと最下位決定戦「アザー・ファイナル」を行い、これに4-0で勝利し、記念すべき国際試合初勝利を挙げた。
2015年3月、ロシアワールドカップのアジア1次予選でスリランカと対戦。アウェーでの第1戦を1-0で勝利すると、ホームでの第2戦も2-1で勝利し、ワールドカップ予選初参加にして初の2次予選進出を決めた。なお、当時のFIFAランキングはブータンが最下位の209位、スリランカが174位で、翌月はブータンが163位に急上昇した。同年9月から始まった2次予選では、カタール、中国、香港、モルディブと同組になり、8戦全敗5得点52失点グループ最下位でワールドカップ予選敗退となった。なお、ホームで行われた香港戦では後半44分まで無失点を通し、モルディブ戦では先に4点リードされながらも後半終了間際に3点を返し勝ち点獲得まであと一歩のところまで迫るなど健闘した。そして2016年9月 - 10月のアジアカップ2019・予選のプレーオフ第2ラウンドへ回ることとなった。プレーオフではバングラデシュにアウェー0-0、ホーム3-1の成績で勝利し3次予選へ進出した。その3次予選では初戦敵地でオマーンに0-14、第4節ではパレスチナにこれも敵地で0-10と大敗を喫するなど4節までで4戦全敗で早々に予選敗退が決定した。
ホームの試合では失点を少なく抑えるケースも多いが、アウェーでは2桁失点をしてしまうなど大敗することが多い。
なお、公式試合で2018年現在ブータン代表が勝利したことのあるチームはバングラデシュ、アフガニスタン、スリランカ、グアム、モントセラトである。
FIFAワールドカップ
- 歴代記録(FIFA加盟(2000年)以降について記載)
- 2006年 - 不参加
- 2010年 - 棄権
- 2014年 - 不参加
- 2018年 - 予選敗退
- 2022年 - 予選敗退
- 2026年 - 予選敗退
AFCアジアカップ
- 歴代記録(ブータンサッカー連盟設立(1983年)以降について記載)
- 1984年 - 不参加
- 1988年 - 不参加
- 1992年 - 不参加
- 1996年 - 不参加
- 2000年 - 予選敗退
- 2004年 - 予選敗退
- 2007年 - 不参加
- 2011年 - 不参加
- 2015年 - 不参加
- 2019年 - 予選敗退
- 2023年 - 予選敗退
- 2027年 - 予選敗退
南アジアサッカー選手権の成績
AFCチャレンジカップ
- 2006年 - グループリーグ敗退
- 2008年 - 予選敗退
- 2010年 - 予選敗退
- 2012年 - 予選敗退
- 2014年 - 不参加
歴代監督
- アーリ・スカンズ 2002
- 行徳浩二 2008-2010
- 松山博明 2010-2012
- 小原一典 2012-2015
- 築舘範男 2015.3- 2015.10
歴代選手
GK
- キンザン・ゲルツェン
DF
- ジグメ・トシェリン・ドルジ
- ナムゲ・テンジン・ツェリン
- ニマ・ワンディ
- テンジン・ドルジ
MF
- チミ・ドルジ
- ツェリン・ドルジ
- ビレン・バスネト
- レンドゥプ・ドルジ
FW
- チェンチョ・ゲルツェン
- イェシュイ・ドルジ
- ツェリン・ワンディ
- ソナム・トブゲ
脚注
外部リンク
- ブータンサッカー連盟(英語)
- Official supporters' club website




