チャンチン(香椿、学名:Toona sinensis)はセンダン科の落葉高木。中国中部・北部原産。(シノニム:Cedrela sinensis)
特徴
高さは10メートルほど。葉は卵形の多数の小葉からなる羽状複葉で、若芽は赤褐色を帯び、茎・葉・花に独特のにおいがある。花期は7月頃。枝頂から房状に白い小花が密生して多数咲く。実は果で秋に熟して5裂する。
利用
庭木や街路樹とされ、材は堅く、同じセンダン科で高級材のマホガニーに似るとして流通ではチャイニーズマホガニーとも呼ばれ、家具や器具用材などに用いる。
若芽は中華圏で春の野菜として食べられる。
表記
中国では「椿」のみでチャンチンを表しており、逆に中国語で「ツバキ」は「山茶花」「日本椿花」などと表記されている。
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脚注
関連項目
- チャンチンモドキ
- マホガニー




