中矢 俊則(なかや としのり、1972年11月14日 - )は、パリを拠点に活動する日本の画家である。愛媛県松山市に生まれ育つ。画家、藤田嗣治に感銘を受け1991年に渡仏。1994年パリ国立高等美術学校(エコール・デ・ボザール)に入学後、1999年同校を卒業

作風

シンメトリーという左右対称を基礎とした絵画を多数作成しており、抽象画作品を得意としている。

独自の画法「PATCHINE」は、絵の具を重力にて落下させながら回転させ、2枚のキャンバスを合わせて描写している。「PATCHINE」の名前の由来は、キャンバスを勢い良く合わせる時に鳴り響く、”パチン”という擬音から名付けられたという。

経歴

1972年、愛媛県松山市に次男として生まれる。生家は元々は大手手芸店を営み、今日では松山市において不動産業を営んでいる。

1991年愛媛県の高等学校を卒業後、渡仏。

1999年エコール・デ・ボザール(フランス)卒業。同年12月DNSAP造形芸術国家認定取得。

2000年フランス芸術家協会会員

受賞・入選

  • 愛媛県美術会大賞、二科展 - 入選(1986年10月)
  • サロン・ドートンヌ - 三位入賞(1992年、パリ)
  • 世界アートサロン - 一位入賞(1992年、アヴィニョン)
  • 第33回サンピエール教会「山猫たち展」新人賞(1993年)
  • ソルボンヌ大学(パリ第1大学アートサロン(フェネオン賞受賞)(1994年)
  • 世界アートサロン招待出品(1994年、アビニョン)
  • パリ日本人会アートビエンナーレ(末永賞)(1996年、パリ)
  • ル・サロン(サロン・ド・パリ) - 入選(1998年、パリ)
  • モンルージュ市主催現代美術展 - 入選(2000年、フランス)
  • ヴィットリー市現代美術展 - 入選(2004年、フランス)
  • 池田満寿夫大賞 - 入選(2007年)
  • 「ヒマワリ」NY Coo Gallery公募展・NY Coo 賞受賞(2008年、ニューヨーク)

個展・企画展

  • 第一回個展 アトリエZ(1998年、パリ)
  • Gallery Point JAL 三人展(1998年、パリ)
  • 伊予鉄そごう(1999年、愛媛県)
  • 「Café Renoir 」企画展(1998年、パリ)
  • ギャウドリッチギャラリー日仏合同展(2001年、ニース)
  • Église Sanjune(2003年、ニース)
  • 伊予鉄髙島屋(2004年、松山)
  • パリ日本文化会館(2005年、パリ)
  • L'Aterier Z企画展(2006年、パリ)
  • Art gallery ZERO(2006年、パリ)
  • Galerie Versace(2007年、パリ)
  • 在仏日本人会アートビエンナーレ展(2009年、パリ)
  • Café Vingt vin d`art企画展(2012年、パリ)
  • PARICI Galerie(2012年、パリ)
  • 拠展 Ny-Paris-Tokyo(2015年、新宿)
  • 中矢俊則 絵画展「私の部屋」(8月

出典

外部リンク

  • PATCHINE作品集
  • 中矢俊則 - Facebook
  • 中矢俊則 - Instagram

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