1960年のオールスターゲームは、1960年7月に行われた日本プロ野球のオールスターゲーム。
試合概要
前年、初の日本一を達成した南海ホークスの鶴岡一人監督が全パ(オールパシフィック・リーグ)を率い、セ・リーグを制した読売ジャイアンツ(巨人)の水原茂監督が全セ(オールセントラル・リーグ)を率いたオールスターゲーム。
オールスター第10回記念ということで3試合が開催され、全パが第1戦と第3戦を獲り、全セは第2戦に勝利した。
王貞治(巨人)が初めてファン投票でオールスターの舞台を踏む。こののち引退する1980年まで21年間ファン投票1位で選出される(1965年のみ出場辞退)。同じく初出場した全パ・張本勲(東映)は第3戦で早くもMVPに選出される活躍をした。
また、第2戦では半田春夫(南海)が板東英二(中日)から球宴史上初のランニング本塁打を、第3戦では巽一(国鉄)が米田哲也(阪急)から同じく球宴史上初の投手による本塁打をそれぞれ記録している。
選出選手
- 太字はファン投票で選ばれた選手。▲は出場辞退選手発生による補充選手。
試合結果
第1戦
オーダー
第2戦
オーダー
第3戦
オーダー
テレビ・ラジオ中継
テレビ中継
- 第1戦:7月25日
- NHK総合 実況:志村正順 解説:小西得郎、大下弘
- KRテレビ 実況:渡辺謙太郎 解説:大和球士
- 第2戦:7月26日
- NHK総合 実況:斎藤政男 解説:加藤進、苅田久徳
- 日本テレビ 実況:越智正典 解説:楠安夫 ゲスト:十返肇
- オールスターゲームテレビ中継史上初めてのカラー放送
- 第3戦:7月27日
- 日本テレビ 実況:越智正典 解説:南村侑広 ゲスト解説:藤田元司(巨人)
ラジオ中継
- 第1戦:7月25日
- NHKラジオ第2 実況:鈴木文彌 解説:苅田久徳
- ラジオ東京 実況:近江正俊 解説:西沢道夫 ゲスト解説:別所毅彦(巨人)
- ラジオ関東 解説:児玉利一 ゲスト解説:若林忠志 ゲスト:桑野みゆき、小山明子
- 日本短波放送 解説:清原初男
- 第2戦:7月26日
- NHKラジオ第2 実況:鈴木文彌 解説:石本秀一
- 文化放送 実況:鳥居滋夫 解説:飯島滋弥
- ニッポン放送 解説:高松利夫、杉浦清
- ラジオ関東 解説:山根俊英 ゲスト解説:横沢三郎
- 日本短波放送 解説:入谷正典 ゲスト:ジョージ・ルイカー、柳家小ゑん(現・立川談志<7代目>)
- 第3戦:7月27日
- NHKラジオ第2 実況:志村正順 解説:小西得郎
- 文化放送 実況:細田勝 解説:飯島滋弥 ゲスト解説:荒巻淳(大毎)
- ラジオ関東 解説:児玉利一 ゲスト解説:若林忠志 ゲスト:ジョージ・ルイカー
- 日本短波放送 解説:伊藤庄七 ゲスト:サトウハチロー、徳川夢声
脚注
関連項目
- オールスターゲーム (日本プロ野球)
- 日本野球機構
- 日本プロフェッショナル野球組織
外部リンク
- NPB公式記録




