金属ヒューム熱(きんぞくヒュームねつ、metal fume fever)とは、金属ヒュームと呼ばれる金属蒸気の凝集物を吸入することにより発生する症状であり、いわゆる職業性疾病に分類される。酸化亜鉛ヒューム、酸化銅ヒュームによるものが多い。
一般的な症状としては、咳・胸部圧迫感・口渇・知覚異常・発熱などがある。
鉛、水銀、カドミウムを含むヒュームでは、肺水腫になることもある。治療は安静、解熱剤の投与、酸素吸入などの対症療法が中心である。金属の種類によってはキレート剤を投与することもある。
関連項目
- 労働安全衛生法
- じん肺法
- 労災病院
- X線撮影
- CTスキャン
- 珪肺
- 塵肺
- マスク
- 油煙
- 煙害
- 風塵
- 鉛作業主任者
- 鉛中毒
- 溶接 - はんだ付け




